meta Quest3上に作業環境を構築する

Quest3上に作業環境を構築する

現状は4つのリアルなマルチディスプレー環境で作業領域自体はある程度確保できている。 ただHMDであれば、より大きな視野で作業できるし、老眼の影響を受けにくいらしい。 あと事故で寝たきりになってもPCを使い続ける事ができるので、少し備えておきたい。

椅子で天井を見上げたようなリラックスした状態で作業したい。 いくつかの候補があり、向き不向きがありそう。

  • Immersed
    • Win, macOS, Linuxのエージェントが存在する
    • Linuxエージェントも動作した
    • MRモードも存在し、周囲の映像の上にデスクトップのオーバーレイ表示が可能
  • Virtual Desktop
    • metaのサイト
    • デスクトップが1つしか使えない点を考えるとゲーム向けかもしれない
      • サイトにもゲームでの実績のページがある
    • 「このアプリに没入したい」という場合に向いていそう

現在の環境

  • Immersed

  • Ubuntu な環境で問題なく使えている。

  • 良かった点

    • 表示が凄く綺麗。物理のディスプレイより文字が読みやすい
    • 手軽にディスプレイの大きさを変えられるのが便利
    • キーボードは慣れたものをそのまま使うので差異は無い
  • 悪かった点

    • MRの部分の表示はそれほど良くない
      • カメラ性能が向上する事に期待したい
    • 重い(HMD初体験の感想)

すごい事に特に不具合なくLinuxデスクトップが使えている。 Linuxデスクトップにありがちな「導入するまでの苦労」みたいなものが無い(すでに3世代目だから、というのが大きい) 強いていうとLinuxの母艦側のディスプレーも電気が入っている(ミラーリングのように機能する) 物理ディスプレーの電気代が無駄なようにも思う。 自動ログインとダミーHDMIプラグを併用してHDMIディスプレイ無しで運用できると嬉しい、というのはある。

ImmersedをUbuntuで使う

Ubuntu Studio(KDE plasma)環境で使った。

  1. [Immersed]のサイトの下の方にあるLINUXのバイナリをダウンロード
  2. ダウンロードしたファイルは実行可能なバイナリなので、実行属性をつける
  3. ./Immersed-x86_64.AppImage を実行、ログイン
  4. Quest3コントローラを持ち、手首を見るように傾けるとメニューが現れる。
  5. [4]の反対側のコントローラーでメニューを選択
  6. MIXUTRED REALITY を選択
  7. Settingで Lower Latency Mode を選択
  8. 複数デスクトップの位置を調整

Immersedの各種設定

https://immersed.com/account

ガーディアン設定(壁などに近づくと現れるバーチャルな境界)のオフは開発者モードにするとできる

私のPC環境が部屋の壁に非常に近い所にあってQuestのガーディアン設定がずっと出てしまう。 私は座って使うので危険性はあまりないのでオフにする。 だいたい20分程度で設定できた。

【Oculus Quest2】ガーディアン設定をオフにするには? – 株式会社スペースリー

参考